【地獄から蘇った聖座様】21話のネタバレを紹介します!
『地獄から蘇った聖座様』前話あらすじ
ヒドラの肉を食べながらイワヘビとの時間を過ごした翔もこのままではだめだと新たな領域に進むことに。
そこは夢と欲望の操縦者の領域だった。
眷属に迎え入れられて聖座と対面することになった翔の目の前に少女の姿をした聖座が待っていた。
『地獄から蘇った聖座様』21話ネタバレ!
そなたが最近アビスを騒がせている聖座だな?会いたかったぞ?
翔はまだ聖座じゃないんだけど、まだまだ道半ばだと返事した。
すると夢と欲望の操縦者は、
いや、聖座の道を歩み始めた以上聖座も同然。できることは同じだからな。そなたも他の聖座と同様に存在力を操るだろ?
と話してきた。
夢魔たちの主人の姿は子供の姿なんだなと翔は考えていた。
聖座の場所に入ったときのことを翔は思い出し始めていた。
部屋に入るともうアビスに来て早1万年。
混元神功もマスターして究極の境地に達した。聖座になる必要はあるのかな?
この平穏に身を任せよう
と、目を閉じようとしたとき、平穏に?!と強い意志を持って目覚めた。
この領域ではずっとこんな誘惑で人の頭の中を掻き乱すんだな?と聞くと、
夢と欲望とはそういうものだと答えた。
この部屋に踏み入れたものは全ての欲望が満たされ平穏を味わう。
聖座でもない限り私の与えた慈悲を拒むことは困難。
そなたはまだ覚醒をしていないだけなのだ。というと、翔は覚醒?と聞き返す。
なんのことかさっぱりか?と聞かれ、だがそれ以上は教えられないとさらに言葉を足した。
何か条件があるのか?と翔が聞くと、
もしそなたが我々と同盟を組むならいくらでも教えてやろう!
と夢と欲望の操縦者は提案した。
同盟か、意外だな。
聖座は唯我独尊な奴ばかりだと思ったのに。
と、夢と欲望の操縦者は、そなたの言う通りだ、聖座は利己心の塊。
だがその利己心が必ずしも孤立や破壊に繋がるとは限らない。
むしろその利己心が故に手を結ぶことがある。
と聞いた翔は、
なるほど、俺と手を組むことであんたにとって得があるということだな?
と聞くと、その通りだ、必滅者は我々を神として崇めるが聖座の人生にとって容易いものではない。
ある聖座に力の差が見えようものなら強大な聖座は躊躇なく攻めてくるだろう。
それ故に非力な聖座は信頼できる相手と同盟を結ぶことは切実な問題なのだ。
またある聖座にとっては聖座同士の弱肉強食の末にある未来が必ずしも望ましいものではない。
征服に目の眩んだ聖座たちがもたらす破壊と荒廃、そのような絶望に満ちた世界では夢魔たちが食べる欲望も生まれない。
と説明を聞くと翔は、
領域を広げるという手もあるのでは?欲望を得るための奴隷をどこかから連れてくるとかと聞いた。
欲望を収穫する牧場のようなものを作れと?必滅者出身のお前ならではの発想だな。
不敗の修行者よ、聖座には必滅者のような自由はないのだ。
不敗の修行者であるそなたはもはや敗北と惰性が許されぬように、私もまた夢と欲望以外のものに手を出せない。
さもなければ存在力が卑小な存在になりかねない。
夢魔たちには良質かつ高次元の欲望が必要だ。
恐怖や抑圧による単純な欲望ではなく、繁栄した世界から溢れ出る野暮や成就欲求。
私は所詮夢魔たちの神にしかすぎない。
そのような現実を作り出すことはできないのだ。
他人がいないと生きていけないてまるで、と翔がいうと
寄生虫のようだろ?と夢と欲望の操縦者は言った。
要するに非力だけど欲のない聖座同士仲良くやろうということか?と聞くと、その通りだと答えた。
でもあんたは自分の弱点をしゃべりすぎじゃないか?もし俺が強欲で好戦的だったらどうするつもりなんだ?と聞いた。
もちろん、その可能性は否定できないが、少なくとも他の聖座よりも話が通じるだろうと考えたまでだ。
夢と欲望の操縦者は翔の欲望を見て判断したとは明かさなかった。
それを話せば翔の警戒心が高まるだけだと考えたからだ。
翔には圧倒的な欲望があったが征服欲や権力欲のようなものは微塵もなかった。
見えたのはただ
混元拳1日3000回!
武功をマスターしたからって怠けてはいけない!
アビスのあらゆる食材を料理する!
今日の修行まだ終わってないんだけどな、この交渉が終わったら帰って修行するぞ!
と、修行に対する底なしの欲望!
翔は悪い話ではないな、いくつか質問していいか?と聞くと、いくらでもしてくれと夢と欲望の操縦者は答えた。
同盟を結んだら何をしたらいいんだ?義務とかあるのか?と聞いてきた。
夢と欲望の操縦者はびっくりした。
俺しなきゃいけないことがあってさ、あんたや他の聖座の力になれないかもしれない。
というと夢と欲望の操縦者はお前のような聖座は初めてだ!同盟のメリットよりも義務の有無を先に尋ねるとは!と笑った。
ほかの聖座が同盟に攻撃を仕掛けてこない限り何もすることはない。
どのみち何かを義務づけたとしても無駄だろう。
そもそも聖座は自分に損になることは絶対しないからな。
そなたにすべきことがあるなら自由にしたらいい。
聖座たちの争いは退屈なまでに長期戦だからな。
そなたがどこにいようが互いに助け合うには十分な時間はある。
というと、翔は
よし同盟を受け入れよう!
と答えた。
俺はまだまだひよっこだし、アビスには経験豊富でやばい聖座がうじゃうじゃ居るはずと、翔なりにも計算があった。
同盟を結べば独りよりも心強い。
それに地球に戻る上でも役に立つだろう。
と、突然
中小聖座連合会に加入しました
と出てきた。
聖座にとって言葉は即ち力。約束を守らない場合には存在力に悪影響を与える可能性があります。
えっ?同盟の名前が?と思っていると夢と欲望の操縦者はいい名前だろ?と聞いてきた。
そ、そうだなと翔が答えた。
どうした?気に入らないのか?と夢と欲望の操縦者が聞くと、いやいや、いい名前だよと答える。
すると突然炎の柱が上がり、灼熱のマグマの猫が前足を振って歓迎していた。
灼熱のマグマの猫は、ボクの眷属になっていればよくしてやったのに、中小聖座連合会に加入するなんてバカだニャンと話してきた。
すると炎の柱の中に一匹の猫がいた。
『地獄から蘇った聖座様』21話感想
まさか戦わずして同盟を提案してくるなんて、確かに暴力的な聖座ばかりではないということですね。
そう考えたら先導する天秤の女神もこの夢と欲望の操縦者のように力のない聖座の部類になるのですかね?
まとめ
『地獄から蘇った聖座様』21話のネタバレを紹介しました!
最後に現れた猫はもしかするとすでに同盟を組んでいる仲間だったのかな?となるとこれからは聖座同士の話がより複雑になっていくのかもしれませんね。
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