【しがみついても無駄です】22話のネタバレを紹介します!
『しがみついても無駄です』前話あらすじ
帰りの馬車で2人っきりのカーラとフェイロン。金色のきれいな瞳に見入ってしまったカーラ。思わずフェイロンの頬を触っていました。急にフェイロンはカーラに顔を近づけて「少し失礼します」と言ってきて…。
『しがみついても無駄です』22話ネタバレ!
「カーラの瞳も美しいです」と手を握ってきました。恥ずかしくなったカーラはお礼を伝え、そろそろ手を離してほしいことも言いました。
するとフェイロンは「僕を見つめるカーラが可愛くて思わず手を握っ…」。そこまで言うと自分が放った言葉にハッと気が付き、恥ずかしくなってしまいます。また大げさだと怒られるのかと思いました。
カーラは気にしていない様子でしたが、内心では急に言われたことに気まずくなっていました。ドキドキしながらも深い意味はないから勘違いしてはいけないと落ち着こうとします。
事の発端であるフェイロンの瞳のことを聞きました。フェイロンの瞳は色が濃い金色。皇族の中で瞳の違う理由があるのか気になったのです。
皇族は皆金粉を散らしたような黒い瞳を持って生まれましたが、金と黒の割合には個人差がありました。
皇帝陛下は金色が1/3。第三皇子は1/4の金の光が虹彩の部下に現れていました。それに対し第四皇子はよく見なければ分からないほど金色の割合が少なかったのです。
何が原因かははっきりと分からないと答えたフェイロン。メルビンいわく、金の色は剣を扱う能力の程度を示しており、黒の瞳は黒い部分が魔力の数値あるいはそれに関連する能力であると推測していました。
それを聞いたカーラは気づきます。金の色が濃いフェイロンは実際、皇子立ちの中で最も剣に秀でています。
そして黒い瞳は…。フェイロンも同じことを思っていたようで、もしメルビンの推測が正しければ皇族の中でもっとも強い力を持つ魔術師は「アイツ」、「ラカン」だと。
しかし前世での帝国最強の魔術師はラカンではなく、ラカンよりも黒が薄い第四皇子だったのです。カーラは前世でもラカンが「無能な皇子」のフリをしていたのかと疑いました。
少し焦った様子でいるカーラにフェイロンはあまり思い詰めないよう言ってきました。「時には必要に応じて何かを隠さなくてはならない時もあるでしょう…」と。
それを聞いたカーラは、ラカンが何かを隠していたとしてもそれを理解すると?まさかフェイロンも何か隠している…?そう思ってしまいました。
オルシェ家の屋敷に戻ってきたカーラ。フェイロンに傷跡が残らないように聖水を使うよう言われ、さらに傷の手当てを確認して帰ると言い出し、カーラは言われた通り聖水を使って傷を治しました。
フェイロンが帰った後、カーラは屋敷の雰囲気に変化がないか耳を澄ます。皇帝から文書が届けば騒ぎになるはずですが、まだ届いてない様子でした。
すぐに届くと思っていた皇帝の勅書は二日後の朝になってようやく到着しました。それを確認した父は激怒し、カーラを怒鳴りつけます。
冷静でいるカーラは「物事の筋に従った」と反論。そんなカーラの態度を気に入らない父は執事を呼び出し、カーラを部屋へ閉じ込めるよう命じます。
しかしカーラは怯むことはありませんでした。すでに勅書は届き、皇帝の言葉が書いてあることから父の命令に従う者はいなかったからです。
カーラはブアゼルに疲れている様子である父を「部屋でゆっくり考える時間が必要」と伝え、部屋に閉じ込めるよう命じました。
侯爵であるカーラの一言に素直に従った使用人たちが父をその場から連れ出します。カーラは最後に勝ち誇った表情で伝えました。
「今までご苦労をおかけしました。後は私に任せてゆっくりお休みください…。お父さま」
『しがみついても無駄です』22話感想
フェイロンがカーラに対してわざと少し強引な行動をしているのが可愛かったですね!本当にカーラのことを大切な存在だとわかるシーンでした。そして、とうとう父を懲らしめたカーラ!読んでいて私も嬉しくなってしまいました。
まとめ
『しがみついても無駄です』22話のネタバレを紹介しました!
次話ではやっと侯爵となれたカーラでしたが、まだ問題は山積みのようですね。今度は皇后陛下とラカン、皇族とのことだと思います。無事にフェイロンが皇帝陛下になることができるのか…。まだまだ不安な要素が多いですね。