【冷血皇子と捨てられた王女】11話のネタバレを紹介します!
『冷血皇子と捨てられた王女』前話あらすじ
書庫にいたアレクシアに会いに来たテルビオン。話の内容は結婚式の準備のことでした。そして、「アンザークのスパイがこの城にもいる。だから誰とも近づくな」と忠告されます。
『冷血皇子と捨てられた王女』11話ネタバレ!
アレクシアの元に執事のルートヴィヒがやってきました。彼は小説でテルビオンに命を懸けて忠誠を誓った者たちの一人。
ルートヴィヒがアレクシアを呼び出したのは結婚式で着るドレスを仕立てるためでした。仕立屋に「トレーン」をどうするかと聞かれたアレクシアは戸惑ってしまいます。ドレスの知識は何も知らなかったのです。
「トレーンは短く…?」と答えると、仕立屋は「トレーンはベールの長さです。短くなさいますか?」と小馬鹿にしながら言ってきました。アレクシアは恥ずかしさのあまり顔を赤くしてしまいました。
その時、テルビオンが「もう一度笑ってみろ」と不敵な笑みを浮かべ、その場で仕立屋を剣で刺しました。返り血がアレクシアの顔まで飛びます。
テルビオンは「俺の妻になる女を嘲笑ったな」と怒りの態度。叫びながら命乞いをする仕立屋を無視し、そのまま連れていくよう命じます。この件に関しては絶対に口外しないよう付け加えて。
怯えているアレクシアにテルビオンは「怖いか?」と顔に手を添えてきました。アレクシアは処罰を受ける仕立屋を庇い、無知な自分が悪いと訴えます。そんなアレクシアにテルビオンは聞きました。「生まれつき卑屈なのか?それともここがお前を卑屈にさせているのか?」
アレクシアはテルビオンに非難されていると思いシュンと肩を落としてしまいます。「他人の命を心配することが卑屈だと言うのなら、私は卑屈な人間なのだろう。死を恐れる自らの感情を他人に投影しているだけかもしれない」そう思いました。
それでも自分の目の前で自分のせいで誰かが傷つくのは嫌だと、ギュッと服を握りしめます。黙っているとテルビオンに「二度と俺の前で価値のない人間の命乞いをするな」そう言われました。
そのタイミングでルートヴィヒがシルフィールから急ぎの手紙をテルビオンに持ってきました。「アンザーク王が動いた」という知らせでした。テルビオンは全員執務室に集まるようルートヴィヒに命じ、アレクシアには部屋へ戻るよう伝えました。
その知らせを聞いたアレクシアは、小説の話を思い出します。「もうすぐ戦争が始まり、アンザークは敗北。そして「オリピア」はハルベンキアに送られる。」そうなったら私はどうなるのか…。結婚式まで残り二週間でした。
執務室に騎士たちを集めたテルビオンは現状の確認から話し合っていました。アンザークは国境に位置する村を二ヵ所略奪。被害も相当出ていました。
テルビオンはアンザークがまた何かを仕掛ける前に早く手を打つことに。それぞれの騎士に指示を出し、自らアンザーク領であるドパルマに向かうことを言いました。戦争を始めるつもりはなく、略奪だけを目的として。
名誉を重んじるハルベンキア皇室では考えられない戦略でした。しかし、テルビオンは戦争の本質をずっと昔から知っていました。「戦争とは私欲や嫉妬から生まれた虐殺に過ぎない」と。「皇帝の犬」らしく戦うことを決めたテルビオンは笑みを浮かべていました。
その頃、アレクシアはソファの上で蹲っていました。テルビオンに言われた「命乞い」、「卑屈」。そこ言葉の意味を考えていたのです。
アンザークでは妹の「オリピア」を中心に回っていました。アレクシアには何も与えられず、病床の母のためにメイドの同情心に訴えなければ生きることすらできませんでした。メイドが蔑んでも軽蔑してもそのまま受け入れて生きてきたのです。
自分が間違っていたのか、オリピアならそんな状況にすらならなかったはずと、涙を流しました。
ジョセフに部屋へ戻るよう伝えられたアレクシアはソファから立ち上がります。部屋へ向かう途中、廊下で子供の使用人たちが数字の計算をしていました。間違っていたので教えてあげると子供たちに驚かれました。
『冷血皇子と捨てられた王女』11話感想
「オリピア」が少しずつ登場してきましたね!小説の結末を知っているアレクシアにとって、オリピアは相当な存在のようですね…。アンザークでの生活を含めて、絶対に戻りたくはないのはよくわかります。ハルベンキアで涙を流すシーンは無かったと思いますが、ここにきて泣いてしまったアレクシアが心配ですね…。
まとめ
『冷血皇子と捨てられた王女』11話のネタバレを紹介しました!
次話では子供の使用人たちに声を掛けたアレクシアでしたが、相手は顔に火傷の痕があったアニラでしたね!もう一人いた男の子は初登場になりますが、これからアレクシアの味方になってくれるといいなぁと思います。そして略奪作戦を決めたテルビオンは無事に遂行できるのか…。小説通りのシナリオとは少し変わっている点もあるのでもしかしたら…と思ってしまいます。