【冷血皇子と捨てられた王女】10話のネタバレを紹介します!
『冷血皇子と捨てられた王女』前話あらすじ
「俺を殺すことになったとしてもお前は生きろ。絶対に死のうなんて思うな」テルビオンに言われ、「殺せなかった」アレクシアは、思い錘が自分を下へ下へと引っ張っていき、ここが小説の世界だと知った時と似たような絶望感に包まれました。
『冷血皇子と捨てられた王女』10話ネタバレ!
あれから二日後、アレクシアは遺書を書くのをやめました。クローゼットの奥に隠し続けている手紙を母が見ることはないだろうと思いました。かえってその方がいいのかもしれないとも。
テルビオンに処罰しても無駄だろうと思われたのか何の罪も問われませんでした。それとも暗殺すらできないことを愚かに思い、ただ放置しているだけかもしれない…。アレクシアは未だにテルビオンが何を考えているのかさっぱりわかりませんでした。
いついきなり襲いかかってきてもおかしくない人なのに、どうしてかアレクシアの視界にはいつもテルビオンがいて、「私のことを殺すおつもりですか?」と聞きたい気持ちでした。
テルビオンの元に執事のルートヴィヒが戻ってきました。テルビオンの身体のことをいつも心配していました。そんなルートヴィヒにテルビオンは以前ケガをした手のひらを見せました。傷跡も残っていないことに驚き、休息が必要だったとテルビオンは言います。
ルートヴィヒは出かけた理由でもある薬と陛下からの手紙を持ってきました。手紙の内容は「結婚は不許可。協定は許可」、「今度の建国祭でレシンテリアの蜂蜜を食べたい」と書かれてあります。
テルビオンは建国祭までにレシンテリアを占領しろという意図を理解し、ルートヴィヒに陛下に返事をすること、そして冬が来る前に神官を一人密かに連れてこいと命じます。
ルートヴィヒは治療のためではないと笑ったテルビオンの考えを察し、皇帝陛下の命に背き結婚式を挙げるつもりなのか聞きました。
結婚は神官の管轄であり、神官の許可を得た夫婦はたとえ皇帝の命令であろうと二人を分かつことはできません。なぜなら女神が二人の結婚を祝福したから。
他の方法があるなら言ってみろと問うテルビオン。焦るルートヴィヒは、以前テルビオンが「結婚は協定が終わるまで」と言っていたことを訴えます。しかし「協定後に王女を皇子妃にしない」とも言っていないと返されました。
頑なテルビオンにルートヴィヒは戦争が始まっても王女を連れている理由は一体何なのか聞きました。返事がないテルビオンに「あのお方を愛しておられるのですね…」と言うと、
「理由などはどうでもいい。アンザーク王女は俺のそなにおいておく」。そう告げたテルビオンはアレクシアからもらったリボンを大事に箱に入れていたのです。
その頃アレクシアは書庫にいました。テルビオンが書庫への出入りを許可してくれたのです。「魔法の基本」という本を見つけて開けてみると、内容はとても難しいものでした。
魔法学を習う人は大勢いるが魔法は魔力を生まれ持つ者だけが使え、その魔力にすら限界があるから魔法使いは珍しい存在でした。そういう意味ではテルビオンは「バケモノ」とも言えると思ったアレクシア。
一応王族の人間であるアレクシアは魔法を試してみることに。もう少しでできそうというところで、テルビオンが来ました。やり方が間違っていると指摘され、正しく発動してくれました。
テルビオンに書庫に用があるのかと聞くと、ついてこいと手を引かれます。どうして居場所がわかったのか、処罰をしに来たのか分からず、ズンズンと歩くテルビオンに何かあったのか不安になりながらも聞きました。
すると「結婚式の準備」についての話でした。テルビオンはパーティーをすれば終わりだと思っていた結婚式が意外と準備するものが多く、わざわざアレクシアに伝えに書庫まできたのです。ついでにちゃんと食べているかも聞かれました。
テルビオンはなぜ心配してくれるのか不思議に思ったアレクシア。そこに騎士たちがゾロゾロと現れました。挨拶をしたら迷惑だなと思っていると、テルビオンに呼ばれて「俺を見ろ」と言ってきました。
「アンザークのスパイがこの城にもいる。だから誰とも近づくな」と忠告されます。カリーについても聞かれ、カリーには憎まれていると思うけど、カリーが良ければ他の騎士に変えなくていいと伝えます。
テルビオンは了承し、「お前の好きにしろ」とアレクシアの手をとりました。
『冷血皇子と捨てられた王女』10話感想
アレクシアはやはり処罰を受けませんでしたね!テルビオンが何を考えているのかわからないけど、視界にはいる。「もうそれは恋だよ!」と教えてあげたいですね…。そしてテルビオンもルートヴィヒの「愛している」という問いに無言でしたが、「愛している」と答えてほしかったです…。お互いの立場もありますが、このムズムズした関係やアレクシアが誤解している面を早く解決してほしいです!
まとめ
『冷血皇子と捨てられた王女』10話のネタバレを紹介しました!
次話ではいよいよ結婚式に向けての準備が始まるようですね!無事に結婚式を挙げてほしいですが、ハルベンキアの人たちがアンザークの王女を受け入れるのか、そしてアンザークのスパイはジョセフではない他の人なのか?結婚式までに問題が多数ありそう…。小説のような結末にはなってほしくないですね…。