【悪役皇女様はお菓子の家に住みたい】8 話のネタバレを紹介します!
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』前話あらすじ
皇帝陛下のところへ向かったアナスタシア。
勝手なことをして、怒られるかとビクビクしていました。
しかし、ケーキは完食してあり、皇帝陛下から褒美までいただけるという。
皇帝陛下はアナスタシアの気質に息子ユーリエを思い出していた。
アナスタシアは皇帝陛下の周りにいる「白い何か」が気になっていたが、
執事と部屋に戻ってきた。
疲れたアナスタシアがヒヨコの精霊に話しかけると、突然具現化してきて…。
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』8 話ネタバレ!
「我は感覚の大精霊だぞ!」
突然ヒヨコの精霊が話しかけてきた。
「?なんであなた急に話せるようになったの?」
アナスタシアはびっくりした。さっきまで、服を引っ張ることしかしなかったのに、急にどうしたのだろう?
精霊の話しによると、「姫の力が弱い」「姫がちゃんとした物を食べないから」
だと言うことです。
「精霊ってお話できるのね?」
「当たり前だ。」
(でも原作では精霊式って、10才のこどもたちが祝福を受けたり、力を覚醒させるんだけど、ほとんどの子は祝福だけ。精霊の力を使える子は極稀だったはず…)
だから実態のある精霊を手に入れた前世のアナスタシアは鼻高々だったのだ。
「そっか。じゃあわたしが有能だからあなたと話が出来るってことね?」
アナスタシアが冗談交じりに笑いかけると、ヒヨコの精霊はなんだか認めたくないような顔をしています。
「そういえば、パベルの周りに色が見えたのはあなたのせい?」
「おぉ?もう人間の感情が見えるのか?我の力だぞ!」ヒヨコの精霊は少し嬉しそうです。
「え?!感情が色で見えてるの?じゃあじゃあ、橙色は?アンズ色は?」
アナスタシアは食い入るように、ヒヨコの精霊に質問攻めします。
「うるさーい!それは全部姫の能力次第だ!」
ヒヨコの精霊は怒って、アナスタシアを口ばしでツンツン攻撃します。
「痛いってー。私の能力次第って?」アナスタシアは冷静に聞きます。
「姫の能力次第だ。他人に別の世界を感じさせることもな」
そういうと、ヒヨコの精霊はアナスタシアの大きな枕にちょこんと、横になります。
(生意気ね!)
アナスタシアも精霊の隣で横になります。
「あなたの能力はどうすれば私が使いこなせるようになるの?」
「…それは姫次第だ」
「…つまり」
「あなたは何も方法を知らないってことね?」アナスタシアの目がすわってきます。
ヒヨコの精霊は気にせず続けます。
「まぁそれだけではない。さっきお菓子を美味しく作れたのも我の力だ。
我は感覚が必要な事なら何でもできるんだ!芸術や運動などな」
「へぇじゃあさっき失敗したにも、あなたのせいなんだ」
「なんだと!」
「はいはいうるさいな~」アナスタシアがヒヨコの精霊をからかいます。
「我は強い精霊だが、姫の力以上は使えないんだ!我がいくら頑張っても!」
「つまり私がすごいってことでしょう?あなたは万能レシピみたいなものね」
「大精霊をレシピだと!」
ヒヨコの精霊はすっかりからかわれています。
「じゃあ、王宮にいる間に少しはお菓子作って、そしたら帰ろう」
「…小さな夢だな」
「そうよ、皇宮には残れないでしょ?」
「我は最も偉い大精霊だぞ!」
「小鳥じゃなくて、自然の大精霊のことよ?おじい様は風の精霊王、アレクセイは火の精霊王と契約したから皇宮に残っているのよ?」
「我が一番偉いのに…そうか!また大きくなればいいのだな?」
「え?!だめよ!」
ピカッ!…ピカッ!!…ピカッ!!!
「だ…ダメだ」疲れ果てたヒヨコの精霊は大きくなるどころか、回数を重ねる毎に小さくなってるような…。
「姫のせいだー」
「なんで私のせいなの?」
「知らん!」そういうとヒヨコの精霊はブローチに戻ってしまいました。
次の日の朝。冬なのに、ものすごい暑さで起きたアナスタシア。
「あっつーい!!!」耐えられなくて、窓を開けます。
「パフニールのやつ、今度の契約者が相当気に入ったと見える」
「パフニール?」
「昨日お前が言ってたアレクセイが契約したやつのことだ。」
するとアナスタシアは昨日作ったケーキの残りがあることを思い出しました。
「大変!ブラウニーが悪くなってるかも」
痛んでない様子のブラウニーをヒヨコの精霊と食べながら話します。
「あなたは名前はないの?」
「必要ない。大精霊だからな」
「うーん…じゃあフェーヴにしましょう!」
「名などいらない!それにフェーヴなんてパイバードみたいじゃないか!」
パイバードとは、パイを焼くときに口ばしから蒸気を飛ばしてくれる、陶器でできた鳥の形の人形のことです。
「この無礼者!!」
フェーヴがアナスタシアを口ばしで突いてきます。
「なんでそんなに突くの!もう我慢できないわ。一緒にいるならルールを決めましょう!」
とうとうアナスタシアが本気で怒りました。
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』8 話感想
ヒヨコの精霊は大精霊の様ですが…アナスタシアに軽くあしらわれていて、笑ってしまいました。
だんだんアナスタシアの本性も出てきているのでしょうか?(笑)
10才とは思えないからかいっぷりです。
前世のアナスタシアと中身は違えど、能力はそのままなのかもしれませんね。
しかし「感覚の精霊」というのは他の漫画でもあまり聞かない精霊です。
これからその凄さが分かってくるのかもしれません。
まとめ
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』8 話のネタバレを紹介しました!
アナスタシアを怒らせてしまったフェーヴ。大精霊とはいえ小さなヒヨコのままですから、アナスタシアには勝てないですね。
さて、アナスタシアがフェーヴに出したルールとは何でしょうか?
フェーヴは素直に言う事を聞くとは思えませんし…次話でも2人のやり取りが続きそうですね。