【悪役皇女様はお菓子の家に住みたい】19話のネタバレを紹介します!
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』前話あらすじ
アレクセイに誘われてお茶をしていたアナスタシア。しかし、アレクセイはおじい様に呼ばれて、席を外します。戻ってこない間、暇を持て余すアナスタシアは、アレクセイが置いていった本を開きます。
すると、そこには地図が載っていました。
アナスタシアは「ルーメン・バシリーチェ」と言う場所が気になりました。
フェーヴいわく、そこは鉱山で「白くて透明で、光る物」が出るんだと言いますが。
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』19話ネタバレ!
場所が変わり、アレクセイは皇帝の部屋にいます。
そして皇帝に「タイエヤ・ネルソン卿」の相談をされています。
タイエヤ・ネルソン。
昔、陛下と一緒に長い間戦場で活躍した人で、この国の北部の国境が確定する時に、大きな功績を残した人です。
ずっと、ティングネス騎士団から離れていますが、副団長が10年も団長の席を空けておくほど部下からの信頼も厚い人です。
しかし、10年ぶりに復職したいと言い出している様子。
これに、皇帝はアレクセイはどう思うのかと意見を求めてきました。
アレクセイは賛成しています。
皇帝が、どうしてこれまで懸念しているかというと、「タイエヤ・ネルソン」の1人娘とユーリエ皇子は10年前に結婚をし、皇宮から全てを捨てて出て行ったのです。
そして、10年前のその日、彼もまた1人娘と絶縁したそうです。
つまり、「タイエヤ・ネルソン」は、アナスタシアのもう一人のおじい様なのです。
アナスタシアが皇宮に残ることになったこのタイミングで、復帰したいと話が出たことに、皇帝は、疑問を抱いたのでしょう。
「アレクセイ、お前はそれを知っていて、その者の復帰に疑問はないのか?」
アレクセイはニッと笑っていいました。
「彼の忠誠心を信じましょう。それとも他に邪心を抱いていると?」
「もうすぐ、ノクティス・エルフが平和使節団を送ってくるはず。その時、ネルソン卿がいれば何かと役に立ってくれるでしょう」
「それだけか?」
皇帝は何か含みを持たせる言い方をします。
「他に何か理由でも?」
アレクセイもニコっと笑って答えます。
「…いや、下がってよい」
アレクセイはやっとアナスタシアのところに戻ってきました。
アレクセイは敗戦した「ノクティス・エルフ」の話をアナスタシアにしています。
彼らが提示してきた土地の中で、どこがいいか選別しているというのです。
アナスタシアは先ほど見ていた地図を思い出しました。
(白くて透明に光るものが出る鉱山がある。ピンク色の物もあるぞ)
フェーヴの言葉が忘れられません。
(絶対宝石が出るんじゃない?)
一応、アナスタシアはアレクセイに、ルーメン・バシリーチェがどんな場所なのか聞いてみます。
アレクセイは特に目立つところは無い場所のはずだと言います。
山の山頂に暮らす白い鳥たちがキレイだって噂くらいかなと。
「ここがいいと思う!」アナスタシアはアレクセイに言います。
「そうか、ではここにしよう。俺もここに目をつけていたんだ。俺の精霊も気に入ったようだし」
「え?アリョーシャ、パフニールと話せるようになったの?」
アナスタシアは嬉しそうにいいます。
「パフニールは戦勝パーティで赤い服を着るってさ」
それは、アレクセイの冗談でした。
「もう!からかわないで!」アナスタシアは、バタバタして悔しそうにしています。
そして、戦勝パーティで着る洋服を選んでくれると言いました。
アナスタシアは膨れて、「出ないわよ」と言いますが、そうもいきません。
そして、アレクセイは「土地を選んでくれたお礼に、何かプレゼントをやる」と言ってきました。
アナスタシアは、素に戻って「家に帰りたいわ」と言います。
「帰りたい」と言った事に少し後ろめたいのか、すぐさま「お家に忘れ物しちゃって」とい訳をします。
「なんだ?うさぎのぬいぐるみでも忘れてきたのか?」アレクセイは冗談まじりに話します。「家に帰るのは、おじい様が許さないだろうな…。他のことにしてくれ」
(えー!これなら言わない方がよかったわ)
アナスタシアは心の中で泣いています。
(あっそうだ)
「アリョーシャ、私鳥かごが欲しいわ」
フェーヴとの話を思い出しました。
「鳥なら、ルーメンで捕まえれば…」
「いいえ、かごだけでいいのよ。それ以外は、いらないわ」
そういうと、アナスタシアはスコーンを食べ始めました。
それを見ながら、アレクセイは話し始めます。
「アナスタシア、今日おじい様が急に呼んだ理由が気にならないか?」
「?いいえ」
「ティグネス騎士団の前団長が復職したいと言ってきたそうだ」
「ふーん」アナスタシアは、スコーンにジャムを乗せて食べたり、スコーンに夢中です。
「アナスタシア、団名に聞き覚えないのか?」
(ん?ティグネス?原作で重要な人物だったっけ?)
「では、タイエヤ・ネルソンと言う名前に覚えは?」アレクセイが聞きます。
「うーん。知らないわ」
「アナスタシア、その人は皇帝陛下と共に戦場で功績を残した人で…イリーナ妃のお父さんなんだ。つまり、お前のおじいさんだよ」
「へー、偉い人なのね…」スコーンを食べようとして、気づきました。
「イリーナ?おじいさん?!」
驚いて椅子から立ちあがった拍子で、スコーンは下に落ちてしまいました。
(私の母方のおじいさんが、団長として戻ってくる?それってまずいんじゃ…)
アナスタシアの表情が曇りました。
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』19話感想
すっかり仲良くなった、アナスタシアとアレクセイ。
エルフの土地選びでは、2人とも同じ場所が気になったようです。
しかし、鉱山がある場所を見つけるなんて、これも「感覚の大精霊」の力なのでしょうか?
そして、アナスタシアのおじい様が、騎士団の団長だったとはびっくりです。しかし、アナスタシアのママが剣を得意とする理由もわかりましたね。
まとめ
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』19話のネタバレを紹介しました!
アナスタシアが皇宮に残るとなったタイミングで、ティングネス騎士団に復帰したいと言い出した、ネルソン卿は何を考えているのでしょうか?
これで、「孫娘に会いたかった」だけなら可愛いものですが、皇帝と功績をあげた人。
それだけじゃ済まないような気がしますよね。
アナスタシアの周りも慌ただしくなりそうな予感です。