【悪役皇女様はお菓子の家に住みたい】17話のネタバレを紹介します!
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』前話あらすじ
やっと感情のままに泣けたアレクセイですが、今度は熱を出して寝込んでしまいました。
しかも、アレクセイには薬が効かないということ。アレクセイと契約したパフニールも心配しています。
アナスタシアはアレクセイのために、また間食を作ろうと厨房へ向かいました。
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』17話ネタバレ!
(アレクセイには薬が効かないみたいだけど、私が作るものも効かないかしら)
アナスタシアが心配していると、フェーヴが「大丈夫だ」と言ってきました。
「ところで、姫は何を作る気なんだ?」
「えっと…」話の途中で厨房に着いてしまい、話は途中で切れます。
厨房の中には、パベルがいました。
「パベル!」アナスタシアが話しかけます。
「ん?どうした?」
「アレクセイが熱を出していて、何か作ってあげようと思ってね」
「従兄が?」
「そうか、従兄の為に…こんなに健気にするなんてな」パベルは関心したように言います。
「今日は何を作るんだ?」パベルはフェーヴと同じことを聞きます。
「生姜のコーディアルと梨を煮詰めた物よ」
コーディアルは果汁に砂糖を入れて煮詰めたシロップのようなもの。普通は飲み物に使われます。
「よし、わかった。」」パベルはそういうと、生姜を出して洗い始めました。
そして、生姜を擦ります。
「パベル、帰るところだったんじゃないの?」アナスタシアが申し訳なさそうに言うと、「あぁ」とパベルが言います。
アナスタシアはパベルの後ろで生姜を切っていましたが、パベルの返事を聞いて動揺したのか、指を切ってしまいます。
(帰るところだったのか…悪いことしちゃったわね)
「生姜のコーディアルは初めて作るからな」」パベルも新しいお菓子作りに興味があるようです。
「今度からは、こんな時間に来ないようにするね…」アナスタシアは「へへへ」と申し訳なさそうに言いました。
「大丈夫だ」それを聞いて、パベルはアナスタシアの頭を撫でます。
「生姜汁を絞れば終わりか?」
「うん!パベルは帰ってちょうだい。私が後は片づけしておくから」
「いや、この厨房で起こったことは、私の責任になるんだ、いるよ。それでどのくらい待つんだ?」
「うーん2時間くらい…。そうすれば底に要らない物が溜まって、その上澄みが必要なの」
「そうかまぁ、私の事は気にするな」パベルは結局最後まで付き合ってくれることになりました。
次に、梨を縦半分に切ります。アナスタシアはクッキーをくり抜く型で、梨をくり抜きました。しかし、アナスタシアがくり抜いた形は、ホラーになりそうなくらい崩れています。
パベルは「これを食べるのか…」と微妙そうです。
「多分だいじょうぶよ!アリョーシャなら食べてくれるわ!」
あとは、砂糖を入れて強火で煮詰めながらかき回します。アナスタシアはシナモンを持ってきて、嫌そうに「これも入れて」とパベルに言います。
「どうしたんだ?」パベルもアナスタシアの表情に、心配そうです。
実はアナスタシアはシナモンが苦手なんです。
試食してみると、やはり味が濃すぎてアレクセイが食べられるか心配になってきたアナスタシア。
すると、フェーヴから「牛乳を入れてみろ」と指示が出ます。
「パベル、牛乳よ」
「え…ここにか?」パベルは「本当にいいのか?」という顔をしながら、牛乳を入れました。
すると、びっくり!シナモンが入っているのに、想像できないくらい美味しくなりました。
「パベル、ありがとう。あとは私が片づけるから、帰ってね」
いつもの通り、アナスタシアは作り終わるとすぐアレクセイの元へ向かっていきました。
「キリル」アナスタシアがアレクセイの部屋にいるキリルに話しかけました。
「姫様!今日だけでもう3回目になるのに…」何回もお見舞いに来てくれるアナスタシアに、キリルも感動しています。
「これをアリョーシャに食べさせたくて」
キリルと話していると、部屋の中から「アナスタシア?」アレクセイの声がしました。
「アナスタシア、どうしたんだ?」見ると、アレクセイの顔はまだ熱で真っ赤です。
息も上がっています。
「アリョーシャ大丈夫?これちょっと飲んでみて」
アレクセイは牛乳で割ったコーディアルを一気に飲み干しました。
「じゃあこれも」
梨を煮詰めた物です。上には、アナスタシアがくり抜いた微妙な人型の梨が載っています。
「アナスタシア…これは?」アレクセイが聞くと「可愛く作りたかったんだけど」
アナスタシアの顔は、恥ずかしさで真っ赤になっています。
「いや、そうじゃなくて、これはお前が全部作ったのか?」
「そうよ。アリョーシャに食べて欲しくて、梨の皮だって自分で剥いたんだから」
と言って、切った指を見せました。
そして、アレクセイに食べさせてあげます。アレクセイは1口食べてお腹いっぱいになってしまいました。
「また明日の朝、生姜ミルク持ってくるわね。おやすみなさい」アナスタシアの笑顔がまぶしく見えました。
次の日の朝。
アレクセイが起きると、具合は良くなっていました。(誰かに看病してもらうなんて、子どもの時以来だな)アレクセイがそう思いながら、ベッドの横を見ると、そこには、ベッドの横で寝ているアナスタシアがいました。
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』17話感想
アナスタシアのひたむきな感じが、とってもいじらしかったですね。
梨の型抜きをした絵は、私も読んでいて笑っちゃいました。でも、完璧に作れないところがまた可愛いです!
パベルも、最初は珍しいお菓子を一緒に作りたかっただけだと思いますが、アレクセイのために一生懸命なアナスタシアを見て、応援してあげたくなったんじゃないでしょうか?
アレクセイが寝るときに「おやすみなさい」と言ったアナスタシアは、10才とは思えないくらい可愛い笑顔でしたね。
まとめ
『悪役皇女様はお菓子の家に住みたい』17話のネタバレを紹介しました!
アレクセイが起きた時、アナスタシアがそばにずっと居てくれたと知って、どう思うのでしょうか?アナスタシアが今度は熱を出さなければいいのですが。
そして、アレクセイの体調が戻ったということで、今度はパフニールと上手く話が出来るといいですね。アレクセイの誤解が解けますように。