もう【もう一度、光の中へ】5話のネタバレを紹介します!
『もう一度、光の中へ』前話あらすじ
1歳となったアイシャ。母アイリスと父ティリオンが1歳を祝う宴の話をしていました。すると、ティリオンが開催期間をなんと「1か月」と告げたのです…。
『もう一度、光の中へ』5話ネタバレ!
アイリスは予想もしていなかった「1か月」と告げられ困惑。驚かせる冗談でしょう?ひと月も宴を開くには予算が…と目を回します。
しかしティリオンは冗談ではないとハッキリと言いました。「愛する一人娘の誕生日に出し惜しみするな。イシスもこれくらいはしてやったぞ。予算は全く気にしないから派手にやろう」と抱いているアイシャのほっぺを触ります。
アイシャはひと月と聞きき、疲れるのは目に見えるからと嫌な気持ちでした。確か嫌がっている様子だったら皇后は止めるだろう…とアイリスに目を向けると、ティリオンの言葉に嬉しそうに目を輝かせています。
…違ったね
実はアイリス皇后は皇宮に入ってあまりたっておらず弱い立場。体が弱くて亡くなった「テティス」皇后が他国から献上された貢女だった上に、未だ皇宮のあちこちに前皇后にゆかりある人々が多いせいでもありました。
皇位継承権のない皇族の立場が外威勢力によって決定されることを考慮すると、私に対する彼女の不安感も並大抵ではなかっただろうとアイシャは思います。
しかしその不安を崩すように皇帝はアイシャのためにひと月もの宴の開催を宣言したのです。
「彼が私を愛し、皇宮の人々がみな私を愛しているとしらせるために…」
それを理解してしまったアイシャはぎゅうと手を握ります。
ティリオンは続けてアイリスの両親も招待することも伝えます。
皇后の家系「ルーセル家」は北方の国境を守る侯爵の家柄。ルーセル公爵夫婦は首都を訪れることがほとんど無かったので、実家を恋しがるアイリスに気を利かせて提案したティリオン。
アイシャの誕生日の宴が長く開かれれば皇后にとって両親と長く過ごせるという口実ができるたのです。
前世の両親とあまりにも違うアイリスとティリオン。前世アリサの記憶を思い出します。
「お腹を痛めて生んだ私に母は関心がなく、父にとって大切なのはひとえに後継者のラキアスだった。たった一人、皇女マリアンヌを除いては…」
つらい前世の記憶にギューッと目を瞑り、苦しい声が漏れてしまいました。すぐにアイリスが抱きかかえ、どこか痛いのか心配そうに聞いてくれます。
思わず涙が出たアイシャは、自分を心配する気持ちが顔に溢れているアイリスを見つめます。
「みんなが私の誕生日をいわってくれるらしい」
安心したアイシャはそのままアイリスに抱かれながら眠ります。そんなアイシャを愛おしそうに微笑むアイリスは子守唄を歌いました。
「ゆりかごのうたをカナリヤがうたうよ。ねんねこ、ねんねこ、ねんねこよ」
その夜、目を覚ましたアイシャ。暗いのは嫌いだからと精霊たちを呼びます。「すぐに来てくれた精霊たちがいなかったら私はきっと今世の命を諦めていたわ…」
くるくるとアイシャの周りを動き回る精霊たちは、どこか落ち着きがありませんでした。どうしたの?と聞くと部屋の窓へ向かって動きます。
なぜか窓が開いており、そこに金髪の男の人が立っていたのです。もちろんアイシャは初対面。誰…?と思いながら見つめていると、話しかけてきました。
「本当に精霊がみえるんだ」
精霊が見えることは誰にも言っていないはずと焦りだすアイシャ。ここにどうやって入って来たのか…。誰かに助けを求めるかどうしようと困惑していると、男にシーっと言われました。
アイシャに近づき、おもしろい子じゃのうと言います。アイシャの周りにいた精霊たちは人型へ変身して「王へご挨拶申し上げます」と男に挨拶したのです。
その男が精霊たちに「王」と呼ばれあることに気づきました。「言われてみれば…この人今まで私に意思だけで話しかけていた…!」
ぶるぶると震えているアイシャに精霊王はどうやらあまりに早く来てしまったようだと言い、アイシャの額に指をさします。
「さぁ。今日のことは忘れてもよいぞ」
ツンとされたアイシャは突然すごく眠くなり、そのまま目を閉じました。
『もう一度、光の中へ』5話感想
今世の温かい家族と前世の冷たい家族の差があまりにも大きすぎますね…。なかなか前世を乗り越えるのは難しいと思いましたが、まだ生まれ変わって1年!今後、アイシャが幸せになってほしいと願うばかりです…。そして今世の両親であるティリオンとアイリスは、皇族とは思えないほど温かい夫婦ですよね。そんな2人に愛されているアイシャの成長が楽しみですね!
まとめ
『もう一度、光の中へ』5話のネタバレを紹介しました!
次話でも宴の準備期間に何か起こりそうですね!今話では精霊王の登場。次話では宴当日が近づくにつれて、アイシャの心境の変化があれば見たいです!また、新しい登場人物もいそうな予感もします。次話も楽しみですね!