【もう一度、光の中へ】3話のネタバレを紹介します!
『もう一度、光の中へ』前話あらすじ
死刑が決行され、苦しい中で死んだアリサ。生まれ変われるなら次はどうか「人間」に生まれないよう神に願いました。そして…。生まれてくる妹を待ち遠しにしている「イシス」がお腹をさすります…。
『もう一度、光の中へ』3話ネタバレ!
キラキラとした星の天吊りを眺めている赤ん坊。不満な顔をしているその子は、イデンベル帝国と敵対するエルミール帝国の第1皇女「アイシャ」。
アリサは望んでいなかった人間にまた生まれてしまったのです。
そして、生まれてくる妹を待ち遠しにしていた男の子。エルミール帝国の皇太子「イシス・ド・エルミール」
何度もアイシャに会いに来るイシスは、今日もとっても可愛いねと笑顔で侍女に言うのです。
それもそのはず。「エルミールの輝く星」青い宝石のような目と雲のようにふんわりとした銀髪の髪。そんな美しい容姿の皇女だからと、たかが10か月の赤ん坊にやたらと注がれる賞賛や関心。
イデンベルの皇女だった時には受けたことが無い待遇と愛情でした。
イシスは国花であるエルミールの花、宮殿で一番美しくて大きな花を選んで持ってくるとアイシャの耳に飾りました。やっぱり!可愛い僕の妹と上機嫌。
しかしアイシャは毎回しつこいと感じ、ほっといてほしい気持ちからプイっと横を向きます。
すると、イシスは「僕の秘密」をひとつ教えてあげると微笑みながら話始めました。
「実は僕、長い間妹が欲しかったんだ。だけど僕のお母様はお身体が弱くて妹を生むのは無理だったの。そしたら2年前に…亡くなってしまわれたんだ」
知らなかった事実にドキッとするアイシャ。
最初は辛くて、全てが憎かったけど「アイリス皇后」様がいて、アイシャが生まれて新しい家族になってくれたと。
「僕は本当に幸せだよ。ありがとうアイシャ」
イシスが話しているとある2人が来ました。嬉しそうに入ってきたのはエルミール帝国の皇后「アイリス・ド・エルミール」。次いで皇帝「ティリオン・ド・エルミール」。
ティリオンは非の打ちどころがない戦いの英雄。周囲の国々を征服して全ての道を帝国へと繋げ、別名「栄光の道」と呼ばれました。政府と外交の手腕で名を轟かせる天下の名君であり、エルミール帝国の皇帝。
アイシャが生まれて時、ティリオンは民たちに金貨を分け与え、神に直接奉仕しながら囚人の罪を許し、飢えた物にパンを与えたと言います。
「皇帝の誇りであり、今世のわたしの父」
冷徹な皇帝として大陸に名を馳せたティリオンですが、家族に接する時はこの上なく優しくて温かい人間になることは、皇宮の人々だけの公然の秘密でした。
「わたしの前ではとびきり温かくなる父と、毎晩わたしに子守唄を歌ってくれる美しくやさしい母。そしてわたしのことがどんなに大切かを囁きに来る兄まで…。私が愛されていることを疑う余地さえ与えない新しい家族たち」
それを感じれば感じるほど苦しめる記憶…。
前世、牢獄に囚われていた時にマリアンヌが「最後にお話をしたい」と会いに来たのです。
ですがアリサの顔を見るなり、プルプルと震え始めると面白そうに笑い始めました。本当に傑作だわ!と。最後に言われたのは「他の家族はみな私をとても愛しているじゃない?」
だからお姉さまはここから出ることはできないと言われた時に、マリアンヌの瞳の色が片方赤くなっているのに気づきました。
マリアンヌは「観察」に満足して、アリサの前から立ち去りました。
同じ母から生まれた兄もわたしを生んでくださったお母様も共に同じ時間を過ごした他の兄弟たちも
アリサを見捨て背をむけると、石を投げ唾を吐いた。誰一人としてアリサの言葉に耳を貸しませんでした。
そんな前世から今世。イシスが「アイシャ」と優しくて愛おしそうに呼ぶ度に、忘れることが出来ない残酷な記憶の底に突き落とさる感覚。
だからどんなに甘く優しい言葉を繰り返しても信じることはなく、あいすることもないと誓っていたのです。
「喜びも哀しみも感じないわ。そうしてみんなわたしにどんな関心も愛情も感じないよう、誰一人としてこの薄暗い底からわたしを探さないよう、そうやってみんなから静かに忘れ去られるよう…」
それなのに、しきりにだんだんと、イシスのその温かい言葉に安心してしまうのはなぜ?
『もう一度、光の中へ』3話感想
前世と今世でのギャップがありすぎて、どう生きて行けばいいのか分からない様子ですね。今まで愛されたことが全くない経験から、いきなり溺愛されると困るのも分かる気はします…。アリサからアイシャへ生まれ変わったからには幸せになってほしいです。
まとめ
『もう一度、光の中へ』3話のネタバレを紹介しました!
次話ではどんな風にアイシャが育っていくのか見れそうですね!間違いなく溺愛されるのは予想できますが、アイシャがどんなふうに心を開いていくのか楽しみですね!