【もう一度、光の中へ】16話のネタバレを紹介します!
『もう一度、光の中へ』前話あらすじ
イシスが風邪だと知ったアイシャは秘密にされていたことを悲しく思います。逆の立場だったら…と思い、初めてイシスに手紙を書くことに。その頃、一向に体調が良くならないイシスの元には騎士団の一員である「ビオン」がいました。
『もう一度、光の中へ』16話ネタバレ!
「ビオン・ベルトモア公子」
機嫌の悪いイシスに耐えられる者は自分しかいないと言い、看病に来たのです。
雨の中で剣術の特訓なんて「正気の沙汰か」と非難を受けても言い訳できないと説教をくらい、何も言い返せないイシス。
それでも「絶対必要な事だったんだ!」と言い続けるばかり…。
その時、人が訪ねてきたと報告がありました。病気だから訪問は全て断れと言ったはずでしたが「アイシャ皇女殿下の宮殿から来た侍女」と聞くと、慌てて迎え入れることに。
アイシャが書いた手紙を届けに来た侍女レナ。手紙を受け取ったイシスはしばらく思考が停止。ぎゅっと手紙を握ると、興奮しながらレナに「これはアイシャが自分で書いた手紙なのだな?私の為に!?」と確認し始めました。
困惑気味なレナはそうですと答えると、嬉しい気持ちで一杯になります。
(アイシャが私のためにあの小さな手で手紙を書いたんだ)
「イシスお兄様へ」その一文で嬉しさのあまりよろけてしまいました。
体調を心配していること。他の者から病気だと聞いてどれほど寂しかったか。そんな内容が綴られていました。
「イシスお兄様が私にとってどれほど大切な方か。そしてお兄様の妹でどれほど幸せかを改めて感じました」
「今までいつも近くにいて分からなかったけれど、お兄様が隣にいないととても寂しいです。春の祭典では、お元気なお兄様の姿に早く会いたいです」
-誰よりも揺るぎない立場にいて、貴族たちを的確に束ねるために最善を尽くさねばならないイシス。
(アイシャが賢くて素晴らしいほど、僕がもっと強くならなければいけない。それがアイシャを守るということだから)
イシスはアイシャが自分に何かを隠している事、言えない秘密がある事には気づいていました。図書館で本を隠すのを見た時は寂しかったですが、アイシャが言えないのはそれなりの理由があるはず。
信じて見守ってあげるのが最善の方法だと思っているのです。
だからこそ、アイシャを苦しめる奴らは全員倒してやると意気込むイシス。侍従に便箋を用意させ、手紙の返事を早速書き始めます。
楽しそうに手紙を書いているイシスを見ているビオンは(…そんなに妹っていいものか?)と思いました。
ビオンには兄弟がおらず、しかもあれ程までの妹思いは周りでも見たことがなく、イシスの気持ちは理解できませんでした。
母であるテティス皇后が亡くなった直後は「幼い猛獣」のようだったイシスが「立派」になったのは、アイシャとアイリスの存在のお陰でした。
ビオンはそんなアイシャといつか語り合ってみたいなと思ったのです。
-「春の祭典」が始まる日。美しい虹がかかっていました。
アイシャはイシスから返事をもらえたこともあり機嫌が良い様子。
昔、イシスとボートに乗りながら湖の上で名前の由来を教えてくれました。
アイシャの名前はアイリスがアイシャを授かった頃に夢に出て来た「白い鳥」を意味していました。そしてイシスは、イシスの良く末にどのような困難があったとしても身軽に乗り切れるようにという意味。
「雨が降った後に浮かび上がる虹のように」
『もう一度、光の中へ』16話感想
今回はイシスメインの話でしたね!アイシャが何かを隠しているのを分かっていながら、見守っている姿は良い兄。まさか手紙に書かれてある名前を読んだだけでふらっとしてしまうのはシスコン…。ずっと思っていましたが極度のシスコン…。寂しい思いをしていた前世があるので、シスコンぐらいが良いのかもしれませんね!アイシャとイシスのそれぞれの想いが分かって、読んでいてほっこりしました。
まとめ
『もう一度、光の中へ』16話のネタバレを紹介しました!
次話では、いよいよ「春の祭典」が始まりますね!何か悪いことが起こらないことを祈るばかり…。精霊関係で何か起こりそうな予感もします。中級精霊との出会いも遠くはなさそうですね。