【悪女の私がヒロインになります】2話のネタバレを紹介します!
『悪女の私がヒロインになります』前話あらすじ
イジメを受け自殺をしたら「愛されるために生まれてきたフローレ」という物語の中に転生し、ヒロインではなく悪女であるダリアに憑依してしまいました。
そして物語より早く訪れたフローレの手首に自分と同じ傷があるのを見て、フローレの中身が前世で自分を苦しめた人物であると確信しました。
『悪女の私がヒロインになります』2話ネタバレ!
学校の屋上で靴を脱ぎ無表情で立っている美咲はフェンスに向かいます。
すると勢いよくドアが開き息を切らした真理が、あんたマジで飛び降りるつもりじゃないないでしょうねと言い、この手紙も脅そうとしただけでしょ?と全部あんたのせいよと書かれた紙切れを出しました。
美咲は青ざめている真理に、もし生まれ変わったらあんたに復讐できるように絶対に同じ世界でまた会えるのを願ってるからと口角を上げフェンスに寄りかかりました。
その時を楽しみにしてるねと言い後ろに倒れた美咲を止めようと、真理は待って!と腕を掴みそのまま2人とも落ちてしまいました。
これがダリアになる前の出来事でした。
前世を思い出しながら真理がフローレになっているのはよく考えれば単純でありがちな仮説だと思いました。
美咲が小説中の人物に乗り移ったので真理も十分にありえます。
ですがヒロインになって幸せな未来が待っている真理を美咲は許せません。
フローレは視力が悪いのでダリアは自分の手首の傷さえバレなければ絶対に騙せる、と復讐を決心しました。
ダリアは神様がくれたチャンスだと思いまずは原作の内容を整理し始めます。
この小説の始まりはデビュタント舞踏会でそこでフローレは男主人公のノエルと出逢います。
ノエルはフローレの純粋な姿に興味を示し、ノエルに主導者としての資質があると分かったフローレもノエルに引き寄せられハッピーエンドに終わります。
小説の流れを整理したダリアは明日がそのデビュタントの日であることに気付きました。
ハッピーエンドになんか絶対にさせないと黒い笑みを浮かべ、何も知らない真理に復讐するために原作の隙を狙おうと考えました。
その頃フローレは部屋に戻りベッドにドサッと座りながら疲れた表情をしていました。
すると侍女が前の家が恋しくないかと話しかけました。
フローレはあんただったら恋しいと思う?と侍女を睨みつけました。
次女は謝り髪をときますねと慌てて言いました。
侍女は髪をときながら、でもお母様が寂しがっているんじゃありませんか?と聞くとフローレは私を売り飛ばしてお金を貰った人が寂しがる訳ないでしょと嘲笑しました。
ビーデル屋敷でお手伝いとして仕え私生児を授かり追い出された後、物置小屋のような部屋でフローレの顔を撫でていた母親。
フローレは母親を思い出し嫌悪の表情で爪を噛みました。
フローレはそんな事よりダリアのこと教えてよと侍女に言いました。
侍女は驚きながら皇帝陛下を慕っていて今回のデビュタントで陛下のエスコートを受けるという噂です。と言うとフローレは「皇帝」というワードが耳に止まりました。
皇帝陛下はどんな方で結婚しているのかと侍女に聞くと、帝国の次男といえば悲しい美男で即位したばかりなので結婚はまだですと答えました。
侍女が旦那様は皇后の座は当然ダリアお嬢様のものだと思っておられますと言うと、フローレはデビュタントって私も行ける?とさっきまでの表情から一転して笑顔を見せました。
そのために旦那様がお嬢様をお連れしたんですから当たり前ですよと侍女が言うと、フローレはじゃあ寝るから出てってと冷たく言いました。
侍女はフローレが風邪をひいてから変わったと感じ困惑した様子のまま部屋を出ていきました。
部屋に1人になったフローレはベッドに倒れ込み、目はよく見えないしなんとか過ごしてるけどここはどこなの?と疲れきった様子です。
前世で美咲を助けようとして自分まで落ちた事を思い出し舌打ちをしました。
そしてフローレはまさか転生でもしたのではと思い手鏡を取り出し、それならみんなが優しくしてくれるこの美貌は神様も私が死ぬのが残念だったようねと笑みを見せました。
貧乏だったフローレの家から抜け出してここで優雅に暮らそうと考えているとダリアに無視されたことが頭をよぎり苛立ちました。
侍女がダリアは皇帝を慕っていると言っていた事を思い出し何かを思いついたようにニヤリと笑いました。
舞踏会当日になりました。
ダリアとフローレこちらに来なさいと伯爵が言うと、2人は並んで歩きました。
あそこに居られる方がノエル・ハトール・セルビエン皇帝陛下だご挨拶しなさいと言われ皇帝の元へ誘導されました。
伯爵は皇帝に声をかけ皇宮舞踏会に招待されたことのお礼を言いました。
そしてこちらは私の娘ですと2人を見せました。
皇帝は2人の美貌を見て噂では聞いていたがさすがマーガレット伯爵家門の2人の姫君だと微笑みました。
ダリアは偉大なる皇帝陛下へご挨拶申し上げますと頭を下げた後チラりと皇帝の顔を見ました。
すると皇帝はさっきまでの表情とは違い冷めた目でダリアを見つめていました。
原作のダリアは気付いてませんでしたがノエルはダリアのことをよくは思っていなかったのです。
そのことを知っていたダリアは驚きませんでした。
そして次にフローレが挨拶をしノエルは2人のデビュタントをここでできて光栄だと言い、誰が私と踊るかい?と手を差し出しました。
ダリアはノエルが自分を見ていることに気づきましたが偉大なる皇帝陛下がお誘いしていただけるのはありがたいですが体調が悪いので休もうと思います、と頭を下げた後その代わりに妹のエスコートをお願いしますと言いフローレの背中を押しました。
原作ではダリアがアピールしたら断られノエルはフローレを誘いました。
まるでわざとダリアのプライドを傷つけるようなことをしたノエルに苛立ちを覚えたダリアは原作とは違った行動をとりました。
そしてダリアはそそくさとその場を後にしました。
残されたノエルはあれが本当に俺を愛している者の態度なのかと不思議な様子でした。
ノエル達から離れたダリアはある人に会いにテラスへ向かいました。
テラスにつき原作通りであればここにくるはずの人物を待っていました。
すると背後から誰かと思ったらあなただったんですねと声をかけられ、ダリアはついに来たと思い振り返りました。
そこにはノエルの異母兄弟の兄で帝国の権力を一番脅かせる人物のヨハン・デカルト・セルビエンが立っていました。
ヨハンに陛下のエスコートを受けていると思ったんですがここにいらっしゃったんですねと言われると、見ての通り1人ですわと答えました。
するとヨハンは陛下以外の人とは喋らないと聞いたのにと不思議な様子で言いました。
ダリアは殿下は愚かな人が立てた噂を信じるのですね?と意地悪く微笑みました。
その言葉に驚いた様子のヨハンを見てダリアはクスッと笑い、偉大なるヨハン・デカルト・セルビエン大公殿下にご挨拶いたしますと頭を下げました。
そして殿下、お話ししたいことがありますので少しお時間よろしいでしょうかと笑みを見せました。
『悪女の私がヒロインになります』2話感想
真理は前世で人を死に追いやったのにフローラになってからも全く改心していなくてムカついたのでダリアが舞踏会で予想外のことをして驚いていたのが少しスッキリしました。
美咲は真理への復讐を決意してから表情が「悪女ダリア」になっていてカッコ良かったです。
まとめ
『悪女の私がヒロインになります』2話のネタバレを紹介しました!
次話はなぜヨハンがフローレに復讐できる唯一の1人なのか、ノエルがなぜダリアをよく思っていないのか気になる事が沢山あります。
舞踏会でのフローレとノエルがどうなっているのかも書かれていることを期待しています。
ダリアがノエルにアピールをしなかったことで逆にノエルがダリアに興味を持ったのではないかと予想しています。