【悪女に義理などありません】6話のネタバレを紹介します!
『悪女に義理などありません』前話あらすじ
使用人であったジュジュの先輩であるリンデに身支度をしてもらったシャロテ。今後についてルスランと話すことに。その頃、リンデが使用人仲間にジュジュが「別人」のようや「後継者」の話まで盛り上がり、それが聞こえてしまった大公女のドロテアは…。
『悪女に義理などありません』6話ネタバレ!
幼少期のルスランは実母であるバレンティーナの墓の前でリヒト大公といました。リヒト大公がバレンティーナに出会ったのもこんな雪の日だったと言いました。
ルスランは「どうしてリヒト大公が自分を殺さなかったのか分からない」とバレンティーナが言っていたことを伝えます。
リヒト大公は思い出しながらゆっくりと話し始めます。当時のリヒト大公は弟を亡くし、戦争のせいで領地すら差し押さえられた状態でした。なのにどうしてなのか…。
出会った時、ルスランの実母バレンティーナは雪の中を身重の身体で這いつくばっていました。人道的な理由もあっただろうけど、「生きようと必死な彼女の姿が美しかったのよ」。そうルスランに話してあげました。
リヒトはしかめっ面で「よく…分かりません」と答えます。
ルスランの容姿が変化しているのはバレンティーナの魔法でした。リヒト大公の弟であるカイテル伯爵の息子になっていたのです。
リヒト大公はルスランが大きくなるまで責任もって面倒を見ると言いました。父親がいない娘に兄でもいたら…。自分に何かあったとき、ずっとましでしょ?と…。
朝から忙しくしているルスランをシャロテは眺めていました。ここで見ていた限り、ルスランはかなり有能であることを知ります。
相続権の整理に予算計画、人事編成まで…。リヒト大公の急死で混乱していた邸宅の雰囲気が落ち着き始めていました。
「あの日言っていたな」と今後の計画を話し合った時のことを思い出します。
今後、ルスランはシャロテと共に帝都へ行くつもりだと告げます。
この数年、東部で災害が頻繁に起き、農業経済が崩壊したことで流民が発生。東部の指導者たちが何の策も講じなかったときに、立ち上がったのがリヒト大公「アネリス」でした。
近隣地域の流民を受け入れ、未開拓地の工事によって景気を回復させました。その中には壊滅状態がったイペニア地域の探索も含まれていたのです。
そして大公陛下の名声が高まるにつれて、アルベルトも警戒を強めたと推測。シャロテはアルベルトが即位する時、ド田舎皇帝や邪道皇帝などと色々言われていたのを知っていました。
そう。東部への越権行為だと言いながらひっきりなしに調査官を送って調べさせ、些細な情報の違いも重罪を犯したかのごとく追及していました。
それからしばらくせず、大公陛下は乗馬を終えて「家に帰る途中で急に倒れた」とルスランは話します。
アルベルトの「いつものやり口」だとシャロテは思いました。不当に追い立てて弱点を探し出し、最後には…。
ルスラン曰く、医師は気づいていなかったが、大公の丹田が崩れているのを感じことから、誰かが体の気を傷つける毒を使ったに違いないと確信。
個人的に調べてみた結果、実行犯は大公家内部の者に間違いと告げたのです。
シャロテは毒も犯人も「証拠」がないことを指摘しますが、ルスランはそこまでも考えていました。
ジュジュを仮死状態にする時、同じ「毒殺劇」に見せかけました。実行犯はこの「毒殺劇」を見て、自分以外の内通者の仕業だと疑うはず。
そして自らも排除させるのではないか、第2の内通者は誰なのか…と不安に駆られて判断力が落ちることを予想していました。
仮説が本当なら、じき僕たちの前に実行犯が自ら現れるだろうと。
シャロテが話し合いのことを思い出していると、忙しくしていたルスランから夕飯時に会おうと言われます。そんなルスランに「何を考えているんだ…」と苦笑いをしながらわかったと返答しました。
恋人同士のような会話をしながら夕食を食べていると、「バターをかけたキノコ料理」が出てきました。シャロテにとっては昔を思い出す料理。
アルベルトが小さい頃から好きな料理で、シャロテは好きではありませんでしたが無理をして合わせていました。
アルベルトが好きな物なら全て無理やり合わせていたシャロテを昔の仲間たちはどう思っていたのか…。アルベルトの付属品に見えていただろうか…。だから見捨てられた瞬間、みんな背をむけたんだろう。
ふつふつと怒りの感情が湧いてきたシャロテはギュッと拳を握ります。その時、ルスランが「このジャムは何かしっているか?」と聞いてきたのです。
シャロテは思わずキョトンとしてしまいます。それは北部の特産品であるナナカマドのジャムで、お茶に入れて飲めば心が落ち着くと説明させます。
急にジャムの話をされても嬉しくないシャロテでしたが、飲んでみるととても美味しく、落ち着きました。
すると食堂に大公女ドロテアが来ました。「仲良く食事をして楽しい?」と怒った表情で。
ルスランはドロテアに食堂までくるなんて珍しいなと声を掛けます。ドロテアはこの家の「本当の後継者」が誰のかみんな忘れたみたいだからと、無理して食堂に来たと声を荒げます。
リヒト大公の「正当な後継者」は当然実の娘である「ドロテア」ですが、彼女はまだ15歳の病弱な少女にすぎません。そのため、大公家の主導権は自然と養子で成人のルスランが握っている状況でした。
ドロテアは成人して爵位を受け継ぐまではしばらく安静にしているんだなとルスランに言われてさらに怒ります。
大公の代理と言いながら主人のフリをしていることや私が何もできないと思っていること、ルスランが「手を回した医師」が全部話したことを怒鳴ります。
ルスランが自分を毒殺しようとしたと話されたようでした。
最後に「今すぐこの家から消えて」とまで言いました。
それでも冷静でいるルスランは、先代が無くなったショックで悪い想像をさせているとして部屋に連れて行くよう命じます。そして、言われなくても数日後には帝都に発つと告げて、シャロテを抱き寄せます。
「ジュジュと共にな」。
ドロテアは予想もしていなかった返答に困惑してしまいました。
『悪女に義理などありません』6話感想
リヒト大公の死の理由がハッキリとしましたね!ルスランの調べる能力や頭の良さがとっても分かる話でした。シャロテに対しても優しい面が多く、契約恋愛ではありますが本当の恋人になってほしいと思いましたね…。
まとめ
『悪女に義理などありません』6話のネタバレを紹介しました!
次話では本当に出て行くと言われたドロテアがどんな反応をするのか楽しみですね!恐らくルスランのことですから、万全な体制で出て行くとは思います。そしてドロテアにありもしない嘘を話した医師が気になりますね…。その人が内通者の可能性も…。次回も楽しみですね!